【Windows】パスワード管理の必要性とは?無料版と有料版の違いやおすすめのパスワード管理ツールを紹介

2021/06/04

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新しい業務用のアプリケーションを導入したりクラウドサービスを利用したりすると、IDやパスワードが次々と発行されて管理が煩雑になるだけでなく、情報漏えいなどのセキュリティリスクも高まります。企業としてはリスクの低減を目指さなければなりませんが、スムーズな業務を実現するためにも、利便性を考慮したツールの導入を検討すべきでしょう。

 

そこで今回は、利用機会の多いWindowsのパソコンにおけるパスワード管理の必要性、管理ツールの無料版と有料版の違い、おすすめのパスワード管理ツールなどをご紹介します。

 

■ID・パスワード管理の必要性とは?

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私たちがWindowsパソコンを使って業務を行なう際、さまざまなサービスやアプリケーションでIDやパスワードを入力し、ログインする機会があります。

このIDやパスワードは個人情報や企業情報を守るために重要な役割を果たすため、情報漏えいや不正アクセスなどが起こらないよう、適切な管理・運用が欠かせません。

 

◇パスワード管理の課題

複数のクラウド型のサービスやアプリケーションを利用するためには、利用するサービスの数だけIDやパスワードを管理する必要があります。

 

管理方法として、IDやパスワードをExcelやメモ帳を使って管理している企業も多いでしょう。しかし、これは決してセキュリティ上好ましいとはいえません。Excelやメモ帳など業務用のWindowsパソコンにインストールされているアプリケーションを使うと、インターネットを通じて第三者からの不正アクセスなどの被害に遭った際、情報が漏えいしてしまうためです。

 

第三者の介入がなかったとしても、取引先宛のメールに添付してしまうなど、ヒューマンエラーが原因でパスワードが流出してしまう可能性も考えられます。

 

また、パスワードの使い回しによる課題もあります。パスワードの使い回しが危険なことは、多くの人が認知しているはずですが、社員全員が使い回しをしていないと言い切ることは難しいでしょう。

 

複数のサイトで同一のパスワードを利用すると、パスワードが流出した際、同じパスワードを利用している多数のサービスに不正アクセスされてしまうおそれがあります。とはいえ、パスワード管理のために新しいアプリケーションを増やすのも管理の手間がかかってしまい、業務の負荷が大きくなってしまいます。

 

以上のようにパスワードの管理は、多くの企業が抱えている課題です。

 

◇パスワード管理ツールを使う必要性

セキュリティレベルを高めるためには複数のサービスで異なるパスワードを設定する必要がありますが、上述のとおり個人がファイルへ保存しておくのは危険です。

 

そこで、大量のパスワードを管理・運用していく手段として、一度の認証で複数のWindows上のサービスに一括ログインできる“シングルサインオン”の導入をおすすめします。シングルサインオンを導入すると、管理が容易になるうえ、IDとパスワードの入力後さらに追加の認証を要する二段階認証によって、よりセキュリティレベルを向上させられます。

 

パスワード管理ツールを利用すれば、複数のパスワードを管理しなければならない課題を解決し、パスワードの管理に要していたリソースをほかの業務に割り当てることも可能となるでしょう。

 

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■【パスワード管理】無料版と有料版のツールの違い

Windowsに対応したパスワード管理ツールは、無料版と有料版があることがほとんどですが、高いセキュリティレベルを要する場合は、有料版ツールをおすすめします。

 

無料版ツールは、おもに機能面において有料版より制限があることが多く、管理できるパスワードの上限が少なかったり、多要素認証に対応していなかったりするものもあります。

 

有料版ツールは、初期費用や月額費用などのコストはかかりますが、多要素認証への対応、クラウドの管理が万全という点で優位性があります。多くの場合、有料版ツールのほうがサポートも充実しています。

 

万が一、機密情報が外部に流出した場合の損失を考えると、有料版ツールを導入して社内のセキュリティレベルを引きあげることが重要であるといえます。

 

■Windowsでおすすめのパスワード管理ツール「トラスト・ ログイン」

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IDやパスワードの管理は手間をかけて業務効率が落ちないように、パスワード管理ツールを導入して行ないましょう。パスワード管理ツールには、さまざまなツールがありますが、おすすめは「トラスト・ログイン」です。トラスト・ログインは、パスワードを一括管理できるWindows対応のパスワード管理ツールです。

 

トラスト・ログインを使えば、ログインを必要とする現在利用中のサービスを一覧で管理でき、パスワードを管理するための業務上の負荷を最小限に抑えられます。

 

また、シングルサインオンに対応しているため、複数のIDやパスワードを覚えておく必要はありません。社内でトラスト・ログインを利用しているユーザーを一元管理でき、退職者がアクセスできないようにログイン制限することも可能で、特定のIPアドレスに絞ったアクセス許可の設定も行なえます。

 

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トラスト・ログインは、5,800以上ものアプリケーションに対応しており、ほぼすべてのサービスにおいてシングルサインオンが可能です。国際規格のISOからも安全性を認められており、SSL認証局として20年以上の実績も持っているほか、過去12ヵ月間の稼働実績も100%のため、安定的な運用が可能です。

 

さらに多要素認証による本人認証の強化やIDの使用実績を追跡するための監査ログ取得機能など、さまざまなセキュリティ機能を備えているのも特長です。

 

トラスト・ログインを導入することにより、高いセキュリティを確保しながら利便性の高さを追求することができるでしょう。増加し続けるWindowsのIDやパスワードを安全に保管し、業務に利用しているアプリケーションの窓口を集約する効果を期待できますので、パスワード管理に困っている企業におすすめです。

 

■まとめ

クラウドサービスが普及した現在では、ログインIDやパスワードが増え続けていく状況は避けられないといえます。そこで安全性を確保したまま効果的にパスワードを管理するには、パスワード管理ツールの導入が必要不可欠です。

 

企業がパスワード管理ツールを利用するなら、よりセキュリティ対策が強固な有料版ツールがおすすめです。「トラスト・ログイン」なら簡単な操作でパスワードを管理可能なうえに、シングルサインオンで複数のサービスへのシームレスなログインを可能にします。

Windowsのパソコンを使っており、「IDやパスワードの管理に困っている」「安全性を高めたい」と考えている企業の方はぜひトラスト・ログインを検討してみてください。

 

パスワード管理、SAML認証どちらも利用でき、安心・安全かつ低コストの「トラスト・ログイン」の導入をぜひ検討してみてください。

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この記事を書きました
森 智史
所属:GMOグローバルサイン トラスト・ログイン事業部
トラスト・ログイン プロダクトオーナー